咲いて散る!

時は春。新学期、新事業年と、新しい希望に満ちた日々に、陽気に恵まれた桜が花を添える。
春4月っていう時期は、新しい前進の月であるけれど、新入生、新入社員など、新生活を始める人々にとってはその「期待と希望」の裏にちょっぴりと今までと変わる環境に不安を覚える。
また、そのスタートの影には、3月で別れた人々への思慕の情も後を引いたまま…。
春は希望の季節! 特に「陽春」と言うほど、太陽の恵みがその蒼空に光り輝く時期だが!
そんな季節感の中で、誰もが「桜花」を愛で、その短い咲く期間を惜しみながら、新しい生活への不安を自分なりに必死に抑えようとすることもある。 
 花冷え、花曇り、それに花打つ雨と、なんとなく淋しい季節を髣髴させる例年の桜の時期だが、
今年は、例年より加速的に良好な天候のせいか、咲く桜も蒼空に映える。
そこに強風!散歩の途上、携帯電話への声も聞き取れず花とともに散っていく。
今年は、雨にも打たれず、冷たい夜気にも触れず、しかし満開を目前に風に舞い散っていく花々。
花吹雪なら美しいが、この4月という基点の月だけに、満開間際に散る花々を見て、この時期、事業に学業に、成功直前に失墜する人々のことがふと思われる。
4月の季節的表情は明るい。けれど、新生活に船出する人々には、かえってそれが新しい未知の希望と不安を与えて過ぎていかねば良いが…。
雪の故郷小樽から、「花王」に入社して単身上京した日の心細さを思い出す。遠い昔…。

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