「頑張ろう、日本!」(天災)から、「なにしてるんだ、日本!」(人災)へ


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3月11日の東北関東大震災(後日、正式呼称「東日本大震災」)には、その巨大な被害に世界中からの「同情」と「激励」、そして救援が相次ぎました。

それは、Natural Disaster(天災)のもの凄さにさえ、「個」を没して「冷静に」に対処した被災地の人間に対する、その勇気と従順さへの激励と喝采の嵐でした。

しかし、その数日後から、状況は変わっています。

「頑張ろう、日本」(天災)から、福島原発の大事故(人災)に対するまったくの優柔不断というか、その日任せというか、世界的な感情は、「なにしてるんだ、日本!」に変わりつつあります。  
 福島原発の管理の無様を露呈した東電に任せっ切りの経済産業省原発保安院、そして、汲々としながらも毎日、矢面に立ってきた枝野官房長官!

 これまでに世界から原発の専門家の派遣や意見が数多く寄せられてていながら、メディアで評する原発や放射能の実務にない学者連の玉石混交のコメント!

 その間に、刻々と東電一社ではどうしようもない事態が巨大になっていく!
 
 菅直人君、被災地の現場へ行くのもいい!  
 
 しかし、世界から寄せられた支援と激励に対する対応も上手く行っていないようだ!?
 韓国の「汚染水の排水」に対する抗議も尤もである。  
 チリ地震にその津波が日本に逢着する一面に繋がっている海洋である!
 隣国韓国は、その事前の報告と了解を求めて当然だろう!

  我々庶民だって、廃油を下水に流すようなことがあれば、隣近所の怒りを買う前に、理由とお断りぐらいはする。
  そんな庶民的なマナーも出来ない外務省や外務大臣は要らない。
 また、首相たるもの側近にそんなことぐらい提言するものがいなくてどうしよう!
 もし、そうだとすれば、菅直人自ら 海外への状況説明をすべきであろう。
 もう、アメリカはスリーマイル島の教訓から、原発から50マイル(80K)圏内に就業/居住する者は帰国を促進している!
 すでに、成田空港から2万人の外国人が、日本放射能汚染を先読みして帰国している。
 
 海外の友人からの「頑張れ!」が、「大丈夫か!?」に変わる!  
 我々日本人は、日本は東西に3千キロもある島国との認識があるが、外国人の目にとっては、地球儀上の大きな点の羅列に過ぎない
 日本中、今回の原発事故で遅かれ早かれ放射能汚染するぐらいに読んでいる。

 このたった今、東電を超法規的に早急に国有化して、世界の知恵を借りて、この原発事故の現状と福島原発廃棄作業の目途を世界にアナウンスすべきである!
 
 国民のPanicを恐れて小出しに東電~保安院~枝野長官の原発の現状報告が要らない時間を要したとすれば、その方がPanicになる確率が高い!
 現状をありのまま公表し、即その対応策を指示する方がずっと国民には信頼感がある。

 原発の30k圏外の土壌から高濃度の放射性物質が出る。
 大丈夫と言って、漁業再開後に「垂れ流し汚染水」で、その水産物は汚染されているでは、韓国どころか国民/漁業自体の滅亡まで促進する。

 先ず、世界に向けて、この原発事故がスリーマイルの教訓を得なかったチエルノブイリに次ぐ危険度6のものである現実を事細かに公表し、安全度/危険度をよりクリアーにすべきである。

 このまま危機感の少ない対応ならば、もうすぐ海外の空港では、入国手続きに「日本人」とパスポートで分かったら、別入国/放射能チエックをやる日も近いであろう!  

そんな事態に、谷垣禎一、渡辺喜美、舛添要一と、野党の首脳は、顔を隠して尻隠さずではなく、党利党略を優先せず、菅直人を倒すのは後にして、先ずは激論結構、早急に優先順位を決めて、海外へのMessage、
そして国民の恐怖感を取り除くことにも協力すべきである。

小さなことではあるが、半被災地千葉北部でさえ、東北の被災者のことを考えながらも、

「放射能情報は、日本政府は隠している!?」
「アメリカのスリーマイルの時より避難体制が出来ていない!」

 などと、蒼空を恨めしそうに眺めながら、洗濯物を/布団を「ベランダ」に思い切って干す主婦達と、心配ばかりで窓際の室内へ干す主婦達とのグループ戦争みたいなことにまで発展している!

菅直人首相!
旧来の政治屋(自民党)では決断できないことも、あなたには出来る筈だ!
非難は甘んじて受けよ!
反論は徹底して国民ベースでせよ!

この日本戦後最大の危機に、まだ来る余震におびえながらもやっと檄文のような提言を書いた次第である。

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