もうJALは飛ばせない!

日本は、やはりかなりヤバいです!今年のGolden Weekは、全国的に天候に恵まれHoliday-Makersには結構なことですが・・・。
 
 2014年日本破綻説に加え、相変わらずの第二自民党的な「民主党」の小澤一郎の存在、それにそれを切り捨てられない宇宙人の鳩山由紀夫と、国民もやっと政治に関心を持ちだした途端に、「日本破綻説」!

でも、現在の「民主党」の政権では、国債残にその利息、阿呆な亀井の郵政逆行、それに外交音痴と、やはりかなりヤバい状態にはあります。

 だから、こんな天気の良いのにGolden Weekを眺めて憂慮する私みたいな懐疑的な阿呆は損な立場ですが・・・。

 このGolden Weekの新聞広告のPackage Tourのヤケクソ価格につられては、観光客も危ない。

 そんな意味でも、JALの今後は、日本再生の占いの一つにもなりそうです。
 また、成田空港から撤退する便が羽田から飛ぶなど、前原さんも勢いだけで物事を進め始めたようで気がかり。
  また、雑誌への駄文をご一読いただければ幸いです。


   “もうJALは飛ばせない!”

*茨城空港開港
 3月11日にオープンした茨城空港のことは地元でもすこぶる評判が悪いらしい。
「あれは百里の自衛隊の空港ダッペ。海外へは成田空港があるし、国内なら羽田がある。どうして、小美玉市なんて合併市に飛行機の飛ばない空港なんて造らなくてもヨカッペよ!」といった声が、茨城弁を吐き出すような水戸他県民の代表的な声であろう。
 地元の農業のおじさんだって、「こんなことで無駄遣いしなくてもヨカッペよ」と、開港その日だけで忘れられる空港に、ほとんど期待していない。
 11日の開港には、アシアナ航空(韓国)が、ソウル便を1往復、それに釜山便を週3便。それにご祝儀か、先行きの格安航空便としてHISにでもメリットがあるのか、同系列のスカイマーク航空が神戸便1往復とあるが・・・。
 9時40分、そのご祝儀を兼ねたスカイマークのチャーター便が神戸から到着する。
 アシアナ航空は、仁川(ソウル)空港のハブ化(拠点空港)の一環としてか、日本の地方空港へもネットワークを広げているが、それも将来は分からない。
 JRがあり、高速には深夜バスの廉価運行もあり、なぜにこの不景気にまた「カネをコンクリート」に変え、潜在需要もない空港を増やすのだろうか!?
 今、東西に3千キロ、国土面積が38万平方キロ(マレーシアとほぼ同じ面積)と小さな国土に、なんで知らないうちに97も空港が出来たのであろうか!?
そして、茨城空港は98番目。
 因みに、マレーシアは友人も多く、『小説 ノー・スモーキング』(双葉社)の取材で、ほぼ主要都市は訪問したが、私の記憶では、KLIA(クアラルンプール国際空港)、離島のランカウイ、東ボルネオのクチン、コタキナバル、それに観光の拠点でもあるペナンのジョージタウンの5空港しか知らない。まー、ローカルベースの空港はあるのであろうが…。東南アジアでは日本を見習って発展してきた発展途上国ではあるが、先ず日本の利権がコンクリートになるような空港は見られない。
 現在、日本にある97空港の需要予測は、作る側のご都合主義だったからすこぶる甘い。
 需要予測を超えているのは、熊本空港、長崎空港、庄内空港ぐらいで、ゴールデン路線と言われた新千歳空港、福岡空港、そして羽田空港でさえ、需要予測にカツカツの状態である。
 97の空港は、一体だれが作ったのか、いや造らせたのか!?
 地元の景気浮揚、その我田引水の結果であろうか…。国会議員さんの国家を論じない、国民を論じない利権の地元還元が多いのではないか!?

*誰のための空港
 今回の『コンクリートから人へ』に間に合わなかった茨城空港は、工費220億円、需要予測81万人とのことだったが…。
この絶不況の煽りもあろうか、なんとその甘い予測の4分の1、年間21万人の利用で精一杯であろうと専門筋は言われる。
 ゼネコンのための空港か、ゼネコン系列下の土建屋・建設業の約5百万人の雇用の維持の苦肉の策か!?
 全国の空港の分布を見て驚いた。
 高度成長期の名残りと言えば、その通りかもしれないが、ほかの交通機関で充分に間に合い、空港までなかなか人が寄り付かないような空港まである。
 もうかなり前になるが、山形空港、仙台空港、青森空港を利用したことがある。確かに丁度良い時間に乗り継げれば、新幹線よりも利便性が高いかな!?とも思った。しかし、JRのバスや新幹線は街中(まちなか)からすぐ利用できるし、目的地に向けて数多く発着している。それらは『旅』という旅情感覚で乗れるが、地方空港の場合は空港までの不便さと、その空港の発着便の少なさ、行く先を考えると、空港までたどり着くより搭乗している時間の方が短いものもあった。
 その地方、その地方なりの経済的理由を考えれば、国会議員先生の地元への我田引水は大変な力に見えよう。それが、この低成長期には負担でしかない。
「誰だ、空港なんて造ったのは!?」と、今になって負担増を恨む自治体も出ている。
 もう国家的な見地ではなく造成された空港は、地方自治体のお荷物にしかなっていない現実もある。
 札幌から稚内へ飛ぶ。札幌から釧路へ飛ぶ。
 札幌から網走へ飛ぶ。なんて考えると、日本エアシステムの細かい短距離路線を思い出すが、それは北海道という広さで、景気の良い時代だったからこなせたことだと思う。日本エアシステムを統合した日本航空の綻びもこうした政治的な統合や路線の拡大に原因の一部を見ることが出来よう。
 札幌から沖縄へ飛ぶ。札幌から羽田へ飛ぶ。
 札幌から福岡へ飛ぶ。札幌から関空へ飛ぶ。
 新幹線の優位性を超えた地域での空港の効用は充分に理解できる。だからと言って、地方空港を蔑(ないがし)ろにして言うのではない。経済効率を考えて、なぜもっと将来的な考えが出来なかったのであろうか…?
 空港もダムと同じ論議がなされる。
 長期的なヴィジョンでその需要予測がなされていたとは思えない。
 数え切れないダムの建設の中断で、労働人口の1割を有する建設業界でさえ、その有為性を考えねばならない時代にある。
時代は、「『コンクリート』から人へ」とそう簡単には行かないが、造った空港へ飛ばす飛行機のない日本の航空業界を考えるならば、今ある空港の別途利用を考えるか、撤退するしかない。
一県一空港なんて要望の時代もあった。
それだけなら一道一都二府四三県の47ですんだはずであるが、大都市への空路として、その倍以上造られた。
畑仕事の農家のお母さんが空を見上げる。午前のたった1便が空を過(よぎ)る。早仕舞いで漁港へ帰る漁師の頭上をやっと生き残り小型機化した飛行機が飛び去る。
今ある空港は、一体誰のためにあるのであろうか!?
極論すれば、ハブ空港化する仁川空港のために残してもらっているような空港まであるとも聞く。

*もうJALは飛ばせない!
 翼の折れたフラッグ・プレーン、JALはもう飛ばせない。
 国家存亡の時に、ご都合主義で空港開港にセットで飛ばされたJALは、そのツケを今払わせられている。
「沈まぬ太陽」の大阪行きのダッチロール、大悲劇。帰らぬ人となった500余名の鎮魂歌が今も聞こえる。
 忘れもしない85年の7月、私は父の墓参に「ウツ」気味の心を持って墓参に札幌へJALで飛んだだけに、その1週間後の惨事はいまだ鮮明に心に残る。あの事件以後の幾多の医者通いで「ウツ」と宣告された年だけに、「ウツ」と」25年、JALとも25年お付き合いしてきただけに、その過去のJALの業績の低迷にも関心を寄せてきた。
 飛行機は、ビジネス的にも大物だけに、その飛行便の増減は経済効果云々されるが、あの田中角栄のロッキード事件の際にも、その購入のスキャンダルで、今ではサービスも良好と人気のある全日空さえその事件の渦中にあったと記憶する。
「政権交代」だけで、国民のガス抜きしかできてない民主党。鳩山政権は、長期に堕落し続けた自民党政権の後始末もあろうが、マニフェストにばかり捉われず、自民党の始末できない行政的な残滓も早急に手当てせねばならない。
 その大きな置き土産が、土建行政、空港やダムの造成の是非、中断などである。
 過去、自民党の国会議員さんは、新幹線を我が地元に止めたり、国税の地元還元なりで有為性があったらしい。そして、経済効果を理由に票を集めたものに地元空港建設もあったらしい。
 空港とは、飛行機の発着の場所であり、バスの停留所やJRローカル線の小駅みたいに簡単に造られるものではない。そこを利用する人々の需要がどの程度あるか、器(うつわ)への建設費・維持費の規模が大きいだけに安易には造られない。
「なに、JALに一便なんとかしてもらおう」的な気軽さの議員さんの産物が、空港として各地に跋扈(ばっこ)してしまった。
そんな航空行政多難な時期に、「JALの再生なるか!?」といったこの時期、JALのグレート・キャプテン小林宏之さんが、地球800周の航空歴で爽やかに退職するとか…。
 誇りあるJAL第一期生のパイロットは、JALの再生を願って退役する。
今や飛ばす飛行機のない空港が、バブル期の議員さんの置き土産か、国内のダム建設と共に、国家再生の大きな負担になっている。
 けれど、もうJALは飛ばせない!
               (作家・コンサルタント)

                           ~「労働と経済」10年4月25日号 ~



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