熟年離婚!

昨年秋ごろから、現代家庭へのひとつの提言テーマとして暖めていたものである。
その頃から、女性誌・週刊誌・ビジネス誌に日本熟年夫婦のあり方が取り沙汰されていた。
それに、西欧の夫婦の平等感覚・対話の多さが喧伝されるために、日本の女性(妻達)の不満が高まったようだ。
 誰しも「幸せの鐘」を鳴らす時に、先行きの「性格の不一致」などという「離婚」名目の言葉など考えにないだろう。しかし、10年、15年と歳月を経るにつれて、夫族の横暴・細君無視に、妻達の不満は胸に収まらず「叛乱」へと進みかねない状況である。 
年間離婚件数約29万件。その結果かどうかはともかく母子家庭122万世帯とか…。
今、妻達は、家族の一員として、女性として目覚めるのである。
「私は炊事・洗濯・掃除のための家政婦ではない。育児の相談にも”お前は母親だろ!”で保母さんにまでされる。家庭や子供達のことで相談があると、”家の中のことはお前の責任だろ!”」と片付けあれる。10年経ち、15年経つうちに、妻達は夫の所有物みたいに、相談の返事ももらえず、「家のことはお前の責任だ!俺は仕事が忙しい」と、夫族は、家庭・家族、そして夫婦の愛情からも逃避していく。取り残されたのは家事保育に疲れ「おんな」を忘れた女房という人種だった。
過去泣き寝入りだったそんな妻達が、人間として、「おんな」として立ち上がる気配が大きい!
昨今の雑誌などを見ても「45歳、男は妻に回帰したい」「妻とは恋が出来ないのか!」「解らぬ夫より聞いてくれる他人」「妻の心を確かめたい男たち」「妻は夫の所有物ではない!」といったタイトルが目に付く。そんな背景を察知して昨秋までに15人のバツ一女性(38~43)の「離婚への道程。その夫の無理解」を取材した。また、自分もその一人であるUさんが経験的な立場から共著することで話は進んでいたが…。しかし、正に「人生の機微」である。Uさんと企画を練り直し、書き始めたこの1月にUさんは偶発的な運命の出遭いにあって、再婚となってしまった。私の取材だけでも書けるが、Uさんの離婚に至るまで、そしてその後の働きながらの子育てなど実感の部分がとても取材だけでは書けない。Uさんの幸せを祈りつつ企画は頓挫してしまった。思いもよらず再婚の偶然に出遭ったUさんも、過去お互いに理解ある結婚であったなら「離婚」はなかったろうと…。まだまだ「性格の不一致」という訳ので解らぬ理由で夫から逃亡する妻達は増えそうだ。(性格の不一致なら最初から結婚しないだろうに…)とにかく、そんな社会背景に、世の妻の心を読めない夫族を対象に、「あなたは大丈夫!? 離婚を切り出される前に読む本」の企画書は二度書き直され、Uさんの幸せのために、現状は塩着けのまま…。Uさん程度の世間を見る眼と筆力を探さねば!
世に浮気・不倫の種は尽きなくても、女性には、妥協と寛容の「結婚」の方が日常的に平和なのだ!
そう言えば同世代のHさん、熟年離婚の典型である定年離婚をして数年になるがどうしているだろうか!? グラス片手に、元気凛々と相変わらず英語で「My Way」を歌っているだろうか!?

この記事へのコメント

2005年04月17日 21:25
カラフルな画面ですね・・・とても綺麗ですよ・・・
今はやりの熟年離婚ですか・・・サラリーマンが定年となると妻がやれやれで離婚を求めるようですね・・・子供も成人し心配事もなくなったので自分の人生をもう一度みつめ直すようですな・・クワバラ・クワバラ・・・
ゆう
2005年04月18日 12:59
「性格の不一致」という離婚原因f本当に曖昧です。生まれ育った環境も全く違う人間同士が、生活を共にする。合わないのは、当然です。新婚当時は、「あばたもえくぼ」が、歳月を重ねると共に、欠点として捉えられる。しかし、欠点のない人間などいないのです。相手の欠点をカバーするのが、夫婦二人でいる意義であると思うのですが。日本のサラリーマンは多忙ですが、夫婦間のすれ違いが生じるのは、時間的問題だけではありません。私が、離婚、再婚という道を歩きながら学習したことは、「言葉」と「思い遣り」です。西欧人に見習うべき、ストレートな表現です。曖昧な表現が美徳とされる日本人ですが、言葉にしないと解らないこともあり、特に良いことは言葉にすべきです。相手がしてくれる事を、日常化し当然のことと受け止めまるようになってしまいがちです。「ありがとう」「愛してるよ」が、外人のようにスラ~と、口からでるようになれば、離婚は避けられるかも知れません?!それが、恥ずかしい日本人男性中高年世代は、今はメールなんてモノもあるのですから。ガンバッテください!
2006年09月24日 17:51
TBを有難うございました。「ブログ紹介」を読みまして、まづは記事を読んでからと思いましたが、プロフィールも非常に興味を持ちました。小説を書かれたとのことですが、ブログへの掲載はしているのでしょうか?『小説・退職勧告』を出版されたのですか?凄いですね。何か図書館でお借りしたような気がしておりますが、改めて読んでみたいと思いました。これから、Asahina様の投稿記事を読ませて頂こうと思っています。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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